伝えたいことを一致させる


伝えたいことを一致させる

皆さん、こんにちは。
事業後継者&20~40代若手中小企業経営者を応援する、株式会社SANNET・
戦略コーチ 香西(こうざい) 拓也です。

前回までに「人間関係を良くする」ことをテーマに扱ってきました。

そして、「バーバルコミュニケーション(言語)」「ノンバーバルコミュニケーション(非言語)」の話しになると必ず取り上げられるのが「メラビアンの法則」

ご存知の方も、たくさんおられるのではないでしょうか?

今回は、この「メラビアンの法則」からコミュニケーションを考えてみたいと思います。

メラビアンの法則

少しおさらいしておきましょう。
アメリカUCLA大学の心理学者/アルバート・メラビアンが1971年に提唱した概念。
人物の第一印象は初めて会った時の3〜5秒で決まり、またその情報のほとんどを「視覚情報」から得ていると言う概念。
メラビアンが提唱する概念において、初対面の人物を認識する割合は、

・視覚情報(見た目・表情・しぐさなど)-55%
・聴覚情報(話す口調・声の大きさ・質・スピードなど)-38%
・言語情報(ことばそのものの意味や内容)-7%

と言われており、面接などでは『印象』を大事にしましょうと解釈され、就活や新人社員研修などでは、鉄板ネタとして扱われています。

しかし、本来の概念はちょっと違うようなのです。

上記の3つの情報のパーセンテージに誤りはないのですが、人が相手に対して伝えたいことを「視覚」「聴覚」「言語」を使って伝えた場合に、受け手側はどの情報から優先的に受け取っていくか?と言うのが本来の趣旨になるのです。

例えば、
『あなたは悪くなんかないよ』と言うことを伝えたい時に、メラビアンの法則では、

あの上述の「パーセンテージ」が生きてくるのです。

まず、「きみは悪くなんかないよ」と言葉で伝えたとしても、話す口調に力強さがなかったり、声が小さかったりすると、いくら言葉で「きみはわるくなんかないよ」と伝えても相手には伝わらないのです。

その場合、

「聴覚情報」>「言語情報」と言う式が成り立ちます。

更に、今度は言葉と口調は強く、大きくはっきりとした声で「きみはわるくなんかよ」と伝えた時に、顔の表情は暗く、しぐさも相手の顔を見ずに話したとしたら、これも、視覚としての情報が優先され、「この人は私の事を許してくれていないんだ」となってしまうのです。

つまり、
「視覚情報」>「聴覚情報」>「言語情報」
と言う式が成り立ち、いくらこちらが「あの人は悪くない」と思い、その意思を伝えたとしても、相手にはそのようには伝わらないと言う事になり、前回のこのブログでもご紹介したように、コミュニケーションの結果は、相手の「理解/反応」にありますので、上述のコミュニケーションは伝えて側の意図通りには伝わっていないと言う事になります。
(前回のブログはこちらからどうぞ)
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http://sannet.me/2017/03/09/coaching20170309/

私たちが相手に何かを伝える時の「視覚」「聴覚」「言語」の割合は、先ほども書きましたが、
「視覚情報(55%)」>「聴覚情報(38%)」>「言語情報(7%)」
です。

良好な人間関係を築きたい時のポイント

☆出来るだけ3つの言語・非言語情報を一致させて伝えること!

このケースで言うと、言葉で「あなたは悪くなんかないよ!」と伝える時に、まず聴覚情報である話す口調・声の大きさ・質・スピードは、大きな声で、はっきりと丁寧な口調にすることを意識し、更に「視覚情報」である見た目・表情・しぐさは、目線を上げて、相手をしっかり見つめて明るい表情で伝える。

そうすると、あなたの「真意」が相手に伝わり、私たちが相手と築きたいと思う「関係性」を築くことが出来ると言う事になります。

「視覚情報」=「聴覚情報」=「言語情報」

でありたいですね♪

今日も最後までお読み下さり、ありがとうございます。

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