人間関係を良くする partⅢ


人間関係を良くする partⅢ

皆さん、こんにちは。
事業後継者&20~40代若手中小企業経営者を応援する、株式会社SANNET・
戦略コーチ 香西(こうざい) 拓也です。

人とコミュニケーションを取る際に自分はどんな「くせ」があるのだろう?

くせ」に意識を向けることが人間関係をよくするヒントとお伝えしました。

ここで2つ事例をご紹介します。

事例①

私自身に実際あったことです。
先日、知人とのやり取りでのことです。
内容は伏せますが、ある事に関して力を貸してほしいと言う協力の打診をしました。
自分としては、想っている事を一生懸命、誠実にお伝えしようと言う意図を持って話したつもりだったのですが、結果はさておき、その方からは、私の話しから「『悲痛な感じ』」が聴こえてくる」と言う返答が返ってきました。

正直少し驚きました!
私の口調などから相手の方にそんな切羽詰まった感じに聞こえていたなんて・・・!!
確かに意図としては誠実に想いをこめてお伝えしようと思い、一生懸命話しました。

しかし、
それが相手の方には「悲痛な感じ」と伝わったのです。

日常、人と人が交わすコミュニケーションにおいては、このようにこちらの意図と反したことが伝わるケースはかなりたくさんあるのではないでしょうか?

事例②

ある医療系の職場での先輩看護師(Aさん)と後輩看護師(Bさん)のやり取りです。
患者さんの処置手順に対して指導をしたAさん、しかし、Bさんは指導してもらったと言うより印象は「また意地悪を言われた」と言う印象を持ちました。

詳細な背景を割愛しているので、何とも言い難い部分もありますが、ここまで見てきたコミュニケーションのあり方に当てはめて考えてみると、このAさんがどのような「言語・非言語コミュニケーション」を使って後輩であるBさんに指導をしたのか?
Aさんは「意地悪」と言うよりももしかすると「真剣に」「一生懸命」と言う想いだったかもしれません。しかし、コミュニケーションの結果としては、Bさんは「また意地悪を言われた」と受け取ってしまったわけです。

この場合、指導と言うコミュニケーションが正しく完結したのかと言うと・・・
「完結した」とは言い難い状況となりますね。

『人間関係を良くする』為の定義

「相手の理解/反応が、コミュニケーションの結果である。
 伝え手が何を伝えたかではなく、どう伝わったかに視点を持つこと」

つまり、相手の反応や受け取った様子に意識的になることが大事なのです。
 (あくまでもこれが全てとは受け取らないで下さい。一つの提案です)

とすると、コミュニケーションの主体(根本)は、
伝える側が「バーバルコミュニケーション(言語)」「ノンバーバルコミュニケーション(非言語)」を駆使して、どのような意図で伝えたのか?!
それは、伝え手側の意識・無意識レベルに及び、特に無意識レベルに意識的になってみて頂きたいです。

自分が伝えたことで、相手にどんなインパクト(影響)が生じているのか?
きちんと伝えたい意図通りに伝わっているのか?
そこに意識的になることが、人間関係を構築、良くするための智慧がありそうです。

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