仏の商人西端行雄氏に学ぶ商人道
11月14日(木)大阪・西天満、浄信寺
商業界ゼミナール 関西商人塾主催、第1回秋季ゼミナールが開催され、参加させて頂きました。
その学びの一端をシェアさせて頂きます。
タイトルは「今、ふたたび仏の商人西端行雄に学ぶ」
ここ、浄信寺は、昭和を代表する商人、”仏の商人”と言われた故・西端行雄、春枝夫妻が眠る、商道に生きる者にとってのいわば聖地
“慈愛真実”を理念に掲げ、お客様の幸せを願い、その生活をお守りする。ただその一念にご自身の生涯をかけて生き抜いてこられた商道、人生のエピソードに触れ、感動し、時に、笑い、こころに深く問いを残す一日となりました。
人の心の美しさを
商いの道に生かして
只一筋に
お客様の生活を守り
お客様の生活を豊かにすることを
われらの誇りと喜びとして
日々の生活に精進いたします
その人柄は、「こうと決めた事は、断じて曲げない。お客様のためになると確信したことはどんなことをしても成し遂げる」情熱と熱意に溢れた人柄だったそうで、社員の方にも、愛と温かな思いやりの心をもって接せられ、育成にとても熱心だったと言います。
元社員の方は、春枝さんを今なお「お母さん」と呼び、ご夫妻なき今も社員の皆様が集まるハトヤ会が続いているとのこと。
これも偏に、ご夫妻が社員の方々を大切にされ、お店を一緒に育ててきた家族として接していらっしゃった証。
そして、その関係性が伺える貴重なお話しです。
今を生きる経営者、リーダーが考えなければならない姿勢、資質であると感じます。
“あいつさえ居なければ・・・”と人は言います。言葉にせずとも心の中でそう思った事の一度や二度はあるのではないでしょうか?
あいつさえ居なければ・・・とその人を排除したとしても、次に必ず別に同じ人が現れる。
西端行雄氏は、
「問題が問題なのではない
問題は自分自身の中にある」
と常々おっしゃっていたそうです。
人と人の結びつき
いかに人に喜んでもらえるか
そして、何より
自分自身が問題に対し、
どのように変われるのか
どのような行動をとるのか
身につまされる問いかけです
経営者・リーダーは、
「人生の幸せとは何なのか?
自分自身の人生、生きざまを通じて、人生の喜びのタネを植え付けて、育ててあげる事」
経営者・リーダーの人財育成の要諦が凝縮されたお言葉
“何故?この人と私は働いているのか?」
そのことをもっと考えてみて下さい。
深い問いを頂きました。
最後に、今回の学びの源点とも感じたメッセージをお伝えしてこのブログを閉じたいと思います。
「(店主が)愛、真実、倫理、理念を失った時、店は滅びる」
皆さまのあきない(経営)のお役に立ちますように。