目次
あなたから買いたいとお客に言われること
妻の消費行動からブランディングについて考える
先日、妻ととあるアウトレットモールにショッピングに行きました。
彼女にはある目的があるのです。
その目的とは。
こんにちは。
チーム力が仕事の成果に影響する中小企業の
チームの育成、人材の育成
プロコーチ 香西 拓也(こうざい 拓也)です。
今日のブログは、
「プライスレスな価値」と言うテーマから
自社ブランディングのことについて書いてみたいと思います。
好みの店員さんとの時間
巨大なアウトレットモール。
数多くのお店があるにも関わらず、妻が必ず立ち寄りたいお店(洋服店)が
あるのです。
それは、「お気に入りの店員さん」に逢いたい。
そのためなのです。
もちろん、そのお店の中にも、数人の接客担当の店員がいるにも
関わらず、妻にとっては「好みの店員さんとの時間」に価値が
あるのです。
店内を一緒に回りながら、
日常の私的なことを話したり、
おススメの商品の説明を聞いたり
そして、
そんな会話を交わしながら
妻の希望やリクエストを聞き出して下さり、
想定内はもちろんのこと、想定外な提案をしてくれる。
つまり、
妻にとって「わぉっ!」って言ってしまうような非常識(今までにない選択肢)な
提案をしてくれ、そっと背中を押してくれる。
そんなプライスレスな時間が妻にとっては
最高の喜びなのであり、その喜びに対してお金を支払っているように
見えました。
ブランディグ視点から消費行動を考える
お店(会社)が売上を上げるにはたった2つ。
商品を買って頂くかサービスを買って頂くかの2つです。
しかし、お客様は何にお金を払うのかと言うと
もちろん、購入する商品やサービスに対する
代金としてお金を支払うのですが、何にお金を
払うのかと言うと、
「価値 > 価格」を実感できた時に
お客様はお金を支払って下さるということになります。
購入する商品やサービスから得られる便利や都合、良さが
自分にとって益をもたらす(利益に感じられる)と
感じる。
このことを便益(英語では「benefit」)と言います。
価値>価格を実感出来た時、
商品やサービスを買って頂けるということになります。
企業側から見れば、
お客様に対し価値の最大化を行い、
幾多ある同じような商品やサービス、お店(会社)から
自社を選んで頂けるような価値を伝えられるかどうかが
とても重要なことであり、このことを「ブランディグ」
と言っています。
つまりブランディグとは
もしお客様に
「似たような商品・サービスがありますが、
あなたから買わないといけない理由はどこに
ありますか」
と尋ねられたら・・・
どのようにお答えになられますか?
「なぜなら〇〇だからです」
この〇〇がきっちりと言えることが重要です。
まとめ
結局、妻は今回、パンツ1点とデニム調のジャケットの2点を
購入し、今日通勤で嬉しそうに着て出勤をしていったのですが、
支払いを終え、お店を出て、開口一番言った一言が、
「お姉さん(店員さん)に逢えて良かった♪」でした。
営業マンの鉄則みたいな書籍で
「商品を売るな、自分を売りなさい」と書かれた書籍も
あります。
それは、例えば、今回の妻のケースで言えば、
お気に入りの店員さんとの会話であったり、
時間であったり、店員さんそのものなのかもしれませんが、
そこに真の価値を見出していると言えるのだと
感じます。
「価値 > 価格」
お客様が自社を選ばなければいけない理由を
売る側がきっちりと説明できるストーリーを
持つこと。
どのお店にも、
どの会社にも、
この時代を乗り切っていくための必須のプロセスです。
物があふれ難しい時代ですが、
このことを追及することで突破口が見えるのではないでしょうか。
今日も最後までお読み下さりまして、
ありがとうございました。