失敗は成功のもと~場数が精度を高める~

失敗は成功のもと 場数が精度を高める チームづくり

精度は成果につながる

コミュニケーション研修で体験学習型ワークを実施

失敗は成功のもと。
私は3人の子育てでいつも感じていることです。
人間力の低い私に3回も神様がチャンスを与えて下さっている。
そう思うと感謝しかないですね。

こんにちは。

チーム力が仕事の成果に影響する中小企業の

チームの育成、人材の育成
プロコーチ 香西 拓也(こうざい 拓也)です。

今日のブログは、
昨日、ある団体様で実施させて頂いた研修の体験学習型ワークで、
受講生の方々とふりかえり・シェアした気づきから
「失敗は成功のもと~場数が精度を高める~」と言うテーマで
書いてみたいと思います。

体験学習型ワークの内容と狙い

◆ワーク内容
 画用に描かれたある図形を「伝達者」が「メンバー」に口頭のみで
 伝え、「メンバー」が「伝達者」からの情報を頼りに図形を完成
 させる

◆ワークの狙い
 双方向のコミュニケーションを通して、
 ①必要な情報を言葉にする表現する力
 ②伝えたいことが伝わる力
 ③情報を聴き取る力
 ④質問を考える力(=質問力)
 ⑤伝達者・メンバーがゴールに向けて共に協働する力
 を養う

15名の受講生が、5名/チーム、3つのチームに分かれ、
計2回ワークを実施しました。

2度の体験ワークとふりかえり

体験型学習の重要なポイントは、
自ら体感したことから気づきを得ることです。

2度の体験ワークとセットに実施した「ふりかえりの時間」

ここに宝物(=本当の学び)が隠されています。

最初(1度目)の体験ワークが終わって、すぐに全員で
ふりかえりを実施しました。

<1回目のワーク後のふりかえりで出た意見>

◆伝達者が工夫した点
・図形の全部の数
・図形の形状
・順番を含めた位置的な関係
・図形と図形の接点
など・・・

このことから伝達者の人たちは、
「全体像」をまずメンバーに伝えようとしたとのことが
返ってきました。

◆メンバーが工夫した点
・まず伝達者が伝えようとすることを丁寧に聴いた
・イメージを思い浮かべながら聴いた
・不明な点は質問をした
など・・・

こちらからの意見として「盲点を埋めようと思った」と言う
意見がありました。

盲点を埋める。

盲点=伝達者が、伝えたいことを伝えきれていないところ
と言い換えるならば、相手の本質に迫ろう、探ろうとしていた
姿勢ではないかと考えられます。

かなり伝達者も、受講生もゴールに向け
工夫をしたのですが、全体としての成果としては「60~70%」
の精度(正解率)という結果となりました。

そして、ふりかえりの最後に次に向け気をつける点を双方で
確認し合い、2回目の体感ワークを実施。

結果は、
1回目をはるかに上回る「100%」の精度(正解率)で、全員が一致。
しかも、
ワーク時間も、約30%程度の短縮となりました。

2度の体感ワークとふりかえりからの気づき

2度目のワークを終了し、気づき・学びのふりかえりを実施。

受講生からの意見としては、
・伝達者の伝え方のクセも気にしながら聴いた
・足りないところを質問で分かるまで補った
・言葉の使い方に気を配った
・答えやすい質問を考えた
・単純/簡潔な伝え方を心がけた

そして、最後に
・2回目はやりやすかった(1回同じ経験をしているから・・・)

今回の学び;精度は成果につながる

精度が高まり、生産性も大幅に良くなりました。

同じことを繰り返し行う。

1回目の後、前回の失敗経験を踏まえ、全員で確認した点がありました。

<伝達者>
☆全体像を伝える

☆比喩などイメージしやすい表現を使う

<メンバー>
☆疑問を残さない
 (理解、一致するまで質問する)

☆盲点を埋める
 (伝達者が伝えたいことを考える)

それぞれ両者2つづつの改善点を持ち、2回目のワークに臨みました。

その結果、
◆質問
◆伝え方
の精度が格段に向
上し、正解率・ワーク時間共に「30~40%」もアップ
させることにつながりました。

今回の受講生からの気づきの声として返ってきたことは、
◆2回目はやりやすかった
 =場数を踏んだことによる影響と考えられます。

◆ふりかえりから精度を上げる

まさに、俗にいう、「失敗は成功のもと」をこの研修で全員で学ぶことと
なりました。

言い方を変えて表現するならば、
失敗したものに、成功はもたらされる
と言う事です。

おまけのご褒美(重要)

何より重要なことが得られます。

それは、「チームの自信」です。

失敗を繰り返しながら、
メンバー全員で、ふりかえりと改善を重ねる中で得た成果は
メンバー個々とチームを育て、最後に成功が成果として
「自信」をもたらす。

チーム育成の重要なプロセスです。

今日も最後までお読み下さりまして、
ありがとうございました。

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