【人材育成・チームづくり】無人島キャンプには学びがいっぱい~体感レポート~

長崎 大村湾 田島 無人島キャンプ チームづくり 人材育成

家族で行った初めての無人島キャンプ

企業の組織・チーム、人材育成に最適♪無人島キャンプにはチームづくりの要素がいっぱい

組織(=チーム)に協働する風土や結束力を育みたいと
お考えでしたら「無人島キャンプ」は最高にお勧めします♪

こんにちは。

チームづくりコーチ
香西 拓也です。

今日のブログは、
「【人材育成】無人島キャンプには学びがいっぱい~体感レポート~」を
テーマに私自身の無人島キャンプの体験から
企業での組織風土やチームづくりの研修に良いと感じたことを
書いてみたいと思います。

無人島キャンプ ”初”体験レポート

~無人島での1泊2日のキャンプ生活~
★日時;2019年8月19日・20日

★行先;長崎・田島(無人島)

★天候;曇り 一時 雨
    *夜中、豪雨&雷(本当にヤバいと思いました)

★一緒に行ったメンバー;妻・次男・三男

★田島紹介URL;https://tashima-nagasaki.com/

長崎駅(市街地)から車で約1時間。
大村湾に浮かぶ無人島・田島。
周囲3.2km
面積6.4ha、以前は人が住んでいた有人島でした。

島の対岸の陸地に無人島を運営するオフィスの事務所があります。
長崎 大村湾 無人島 田島

専用のボートでいざ無人島へ。


運んで頂くこと約5分。

無人島・田島の全景

唯一の島の住人。わんこがお出迎え
長崎 大村湾 無人島 田島

さぁ、ここから
いよいよ無人島での1泊2日のキャンプ生活がスタートです。

上陸後、島でのルール・注意点についてレクチャーを受け、
火の熾し方(おこしかた)を学びます。

後はすべて自分たち次第です。

何をどうするのか
誰が何をするのか
1泊2日の生活のすべてを自分達で決める。

これは仕事に置き換えても、
同様のことではないでしょうか。

少し小雨模様でしたが、まずは思いっきり楽しみました♪

海上ハウス!

手作りボートで散策

そして、この日の寝床は雨を考慮して屋根の下に設置。
長崎 大村湾 無人島 田島 家族”初”の無人島キャンプ 体験
えぇ~!
無人島キャンプに来て、設置された屋根の下・・・って
言われそうですが、結局、この選択が、夜中の豪雨&雷から
私たちを助けてもらえました。

自然の中で生きるって”生き残るための最善の選択の連続なのだと
実感しました。

体感:無人島キャンプ、最大の難所は・・・

普段、私たちが都会で生活をしていく中で無くてはならないもの、
いくつかありますが、災害時など特に必要に迫られるのが
「ライフライン」と呼ばれる、電気・水道・ガスです。

電気・水道・ガス。
優先順のようになっているように見えます。電気がないことは今の現代生活には
欠かせませんね。

無人島キャンプをして分かったことは、
「電気」は必要なのですが、さほど無いことで不自由を感じないことが
分かってきます。

それよりも「水」と「火」の大切さが身に染みて感じます。
中でも、最大の難所となったのが、『火』です。

当然ながら、ガスはありません。
火は自分たちで熾すしかないのです。
そこで渡された道具は、
長崎 大村湾 田島 無人島キャンプ 家族の絆 協働することの意味 日常への感謝
この”メタルマッチ”と言う道具のみ。
これを使って火を熾すのですが、
なかなか火が熾きない。

ご飯用の火を妻と三男のチーム
お風呂(五右衛門風呂)の火を私と次男チーム
に分かれて作業

しかし、
灯いては消え、灯いては消えの繰り返し・・・

当然スタッフは助けてくれませんし、17:00には離島し
本当に私たちだけ。
誰も助けてくれません。

そして、あたりはドンドン暗くなる。

不安と焦りが交錯。

火熾しから約1時間超、やっと種火が大きくなり始め、
どうにか食事と風呂の目途が立ちました。

そして、4人全員に安堵の笑顔と火の明かりが暗闇の
周囲を明るくしていました。

ひとり一人が出来そうなことを考え、協働する

テントを張って寝床を確保する
食事の準備をする
火を熾す
そのための材料を調達する・・・・・

何もない無人島では、
ひとり一人が決して得意ではないかもしれませんが、
出来そうなことを決めて、やらないことには生きていけません。

そして、
一人では決して生きていけず、
誰かと協働しなければいけません。

仕事も同じことではないでしょうか。

営業
製造
総務・経理・・・

決して得意ではないかもしれませんが、
やらないと会社は潰れてしまい。
みんな生きていけません。

無人島での目的は、
「全員が無事に元気で帰ること」です。

では、会社の目的はなんでしょうか?

目的が無ければ、
得意でもないことに一生懸命にみんなのために
力を出すことが出来ません。

会社にも「なんのために」と言う目的が
必要です。

”経営理念”
そして、それを具現化した”ビジョン”
が必要です。

そんな日々の会社や仕事、生きていくということ
そのものがギュッと凝縮された体験が、
無人島キャンプなのだと感じました。

「全員が無事に元気で帰る」ために
◆ひとり一人が行動する(貢献)
◆得意なことがあれば、尚更率先して貢献する(強みを活かす)
◆互いの違いはあって当たり前
◆その違いを許し合う(寛容さ)
◆ひとりで出来ないことを協働する
◆互いにやった仕事に感謝する
◆全員で乗り切ると決める(覚悟・一致団結)
◆出来た成果を全員で喜ぶ(歓喜)

日常はあまりにも便利であるがゆえに、
こうした当たり前のことを忘れさせてしまいます。

成長と絆、有り難いを心底実感

組織風土やチームづくりには、
自分に気付き、強みを活かす
他者に関心を持ち、良い面を見つけ出す
違いを許し合う
寛容であること
貢献する
一致協力して協働する
全員で歓喜する

ことが、大切です。

その体験・経験を積むために、
無人島キャンプは最高だと感じています。
仮にそこまでは出来ないとしても、
研修などで、非日常の時間と空間で学ぶことを企画したり、
また、
実務においても仕組み・仕掛けを作ることといった
非日常・実務、両面での場づくり
必要であり、それを取り組まれるのが、経営者・幹部の
皆様の役割
なのだろうと感じています。

今回、私自身も貴重な経験となりました。

たった1泊2日でしたが、
自分達が「明日無事元気に帰る」ために
必死になって、いま自分が出来そうなことを
自ら考え、行動する子どもたちの姿を見ることが出来ました。
成長したかっこいい姿でしたし、
たくさん助けてもらいました。
家族の絆がグッと縮まりました。

そして、
自宅に無事到着して、
当たり前のように
照明が灯き、
温かいお風呂が勝手に湧いて、
水が豊富に出ることへの感謝。
日常に有り難いが溢れていることを共有し、歓喜しました。

多くを学べる無人島キャンプはぜひお勧めです。

今日も最後までご覧いただきまして、
ありがとうございました。