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いかに人を育てるか(対談記事 ご紹介・感想)
名チームに名監督あり、弱小チームを全国常連校に育て上げた監督の教育観・指導理念に学ぶ
人間学を学ぶ月刊誌「致知」2019年12月号に掲載された記事をご紹介します。
私が毎月拝読する月刊誌「致知」
2019年12月号に、佐々木監督と平岡総監督による対談記事を目にし、
スポーツアスリートの育成、若年者の育成と言う視点に留まらず、
ビジネスの分野における経営者・リーダーの方にも、示唆に溢れた
メッセージがたくさんあり、全部紹介は叶いませんが、
その一部を引用しながら、自社におけるチームづくりを考える機会に
なればとの想いで、今回のブログ記事に選定させて頂きました。
対談人物 ご紹介
◆佐々木 洋氏
岩手県立花巻東高等学校 軟式野球部監督
昭和50年岩手県生まれ 2014年より花巻東高等学校野球部監督に就任
甲子園出場を重ねる強豪校に変革、史上最年少での甲子園出場監督となる。
菊池雄星選手、大谷翔平選手をメジャーに輩出するなど手腕に注目を集める。
◆平岡 和徳氏
熊本県宇城市教育長/大津高等学校・サッカー部総監督
昭和40年熊本県生まれ
自身、帝京高校・筑波大学時代にはサッカー部主将として数々の好成績を残す
地元・熊本県で高校教師となり、熊本商業高等学校・大津高等学校をサッカー
強豪校に育てると共に、巻誠一郎選手など約50人のjリーガーを育成。
対談の全体像
この対談で終始感じられることは、「指導者」次第でチームは
強くもなるし、弱くもなる。
もっと言うと、選手ひとり一人の将来に多大な影響を与えることを
指導者が自覚することを語られている点に気付かされます。
そして、チームの置かれている現状を
チームの外的要因/内的要因
指導者の外的要因/内的要因
を分析し、指導に当たるという点です。
そのことを「精進」するという表現で表しています。
名言語録
◆生徒たち一人ひとりの人間性を伸ばすためにも、個性を生かし、
可能性を伸ばすためにも、指導者は常に勉強し続け、精進を
重ねていかなければならない
◆本気のオーラ
笑顔や本気のオーラが子どもたちの心を動かす
◆3A
安心・安全・安定
積極的にチャレンジ出来る環境を整える
◆変化の先の進化を実現する
◆目指すゴールの無いものに進む道はない
◆3つのやる気
「すぎやる、必ずやる、出来るまでやる」
◆人を責めず、自分を責めず、問題をスピード感を持って解決する
チームづくりの要諦
両氏が共通しておっしゃられていることは、
「スポーツを通じて人をつくる」ということです。
「自分引くサッカー=ゼロ」と言う人間にしたくない。
両氏は指導者として、野球・サッカーを通して人をつくること。
人をつくることは、
「その子の自信を育てていく」
ことで、指導者の役割はまさにそこにあるとのこと。
自信を育てるとは、
「認めてあげて、褒めてあげて、成長できる環境を整えてあげる」
一番大事なことは、「考える力」を育てる
⇒相手が何を思っているのかを考え、
そのために、自分は何をするのかを考えることを習慣化させてあげる
ひとりの成長なくしてチームの成長なし
君はチームのためにどう動くのか
と訴えて、ひとり一人の”意識”の変革を促す。
そのために、私たち指導者がまずは変化・進化し続けていること。
指導者自身が高まれば、必然的に生徒も成長していく
とお話になられています。
やはり、昔から言われることですが、
「企業は器なり」と言いますが、
経営者やリーダーの裁量により、チームの成長も決まってくるという
ことなのだとお二人から気づかされます。
強いチームづくりに必要なこと
強いチームづくりに向けてチームは「スキル/テキニック」と「あり方(人間性)」
を育てていくことがとても大事なのだと、お二人はこの対談で伝えていると
私が日々お伝えしているチーム再構築の考えと重なるところが多く、
オーバーラップしてなりません。
あり方(人間性)とは、この記事にも度々出てきますが、
私は「意識」と置き換えます。
意識を育てることが強いチームづくりには大切であり、
まずは、経営者・リーダーがご自身の意識を高め、
高い視座から部下や社員の成長を図ることが
チームづくり(チーム再構築)の流れとしての道筋と考えます。
だからこそ、経営者・リーダーが率先して学ぶことが大切でありますし、
佐々木氏はそのことを「経営」から学ばれ実践されてきたとお話になられています。
正に、異業種から学べを実践されているのです。
だとするならば、
我々経営者・リーダーが次は佐々木氏から学び返す
必要がありそうです。
あり方(意識)の育て方で、
私自身が感じていることとしては、
定性的で測定が難しい「あり方(意識)」。
主観的・感情的ではなく、論理的/客観的な視点から捉えること。
ロジカルシンキングを優先させる。
そして、ハートシンキング(共感・相手主体)に置き換えて、
伝わるコミュニケーションとしていく感じでしょうか。
もう少し噛み砕くと、徹底して主導権は部下や社員に握らせて考えさせる習慣をつける。
「coaching(コーチング)」で関わり、引き出し、まとめつつ、
「teaching(ティーチング)」で伝え、社員同士で考えさせる場づくりを
する。
先ほど紹介した「自信を育てる」関わりのことです。
檄を飛ばし根性論の昭和な指導ではないアプローチです。
最後にまとめとしては、
私は、何事においても、真面目に頑な(かたくな)に学ぶだけでなく、
趣味や好きなことなどから気づきを得、それを応用することでも
いいのだと日頃から感じています。
やはり、愉しくないと主体的な変化やその先の進化につながりません。
それは、指導する側、指導される側、両方に言えることではないでしょうか。
ありとあらゆるものに”好奇心”を向け、
貪欲に吸収していく姿こそ、指導する立場の人にとっての精進
なのだと感じます。
プレゼントのお知らせ
日頃の当ブログへのご支援と弊社創業5年目の感謝として
今回、ご紹介しました佐々木氏、平岡氏の対談記事が掲載された
人間学を学ぶ月刊誌「致知」2019年12月号を
先着5名の方にプレゼントさせて頂きます。
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■応募フォームにご記入の上、
下記弊社ホームページ・お問合せフォームよりお願いします。
■締切;2020年8月3日(月)まで
■当選結果は発送をもってかえさせて頂きます。
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たくさんのご応募をお待ち致しております。
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