怒りの感情のその先にあるもの
皆さん、こんにちは。
事業後継者＆20～40代若手中小企業経営者を応援する、株式会社ＳＡＮＮＥＴ・
戦略コーチ 香西（こうざい） 拓也です。
子どもが観ていた「戦隊ヒーロー」番組での一コマ。
邪悪な悪者が地球に侵略し、戦隊ヒーローを地球から追い出さなければ、人類を抹殺するとのメッセージに地球人たちは、戦隊ヒーローたちに、
「出ていけ～」
「お前たちが居るから悪いんだ！」
「「お前たちのせいで俺たちがこんな目に逢うんだ！」
と怒りの矛先を戦隊ヒーローに向け、石やモノを投げつけていました。
怒りの声を浴びせられ、石やモノを投げつけられ群衆の中を通り抜ける戦隊ヒーローたち。
戦隊ヒーローは、
「何でこんな目に逢うんだ！」と言います。
そんな中、メンバーのリーダーが一言。
「この人たちも怖いんだ！」と言って、群衆を通り抜け、邪悪な悪者に向かって戦いを挑みに行くと言うシーンがありました。
なかなかヒトの「心理」を繊細に描写したシーンだなと思って見入ってしまいました。
“喜怒哀楽”と言う言葉もあるように、私たちには当たり前ですが「感情」があります。
今回、戦隊ヒーローの中では「怒」にフォーカスをしていました。
コーチング
私自身も普段、クライアントさんとのコーチング・セッション（＝コーチングの場面でのクライアントとコーチの対話）でも、この「怒り」にフォーカスを当てることがしばしばあります。
クライアントさんには、そのまま怒りの感情を、
・思いきり声にして感情のままに言葉を発してもらう
・紙などに書き出す
などの事をして頂きます。
ポイント
ある感情に蓋をせず、あるがままを表現する。
とても大切なプロセスです。
ひとしきり「怒り」の感情を出し切ることで、その奥底に“眠る”、その人が大切にしている感情に辿り着きます。
★願い
★哀しみ／悲しみ
★情熱／希望
★怖さ
★守りたいもの（保身も含む）
その正体は・・・？
『価値観』です。
どんな価値観があったの？
今回の戦隊ヒーローのシーンで表現されていた価値観は「保身を含んだ保守」、そして「安心に暮らしたい」と言う願いだったのかもしれませんね。
怒りの感情は、
怒りの感情は「負」のエネルギー・ネガティブな印象があるのかもしれません。
しかし、そこを避けたり、否定したりせずに、
「何で私はこんなに怒っているのだろう？」
「何が私に怒りの感情を出させているのだろう？」と
好奇心を持ち、俯瞰的にゆっくり向き合ってみて下さい。
きっとお一人お一人が大切にしている価値観に「気付かれる」と思います。
この“プロセス”や“時間”がとても大切なのです。
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